プライベート・エクイティとインパクト投資のパイオニア
業界トップクラスのプライベート・エクイティ・ファーム(PE)である同社は、長年、この業界におけるESGイニシアティブのリーダー的存在であり続けています。ESGを意識した投資や運営方針において、常に他社の模範であり続けてきたのです。彼らは先進的な取り組みの1つとして、インパクト投資の再定義を行い、同時に、 自社の投資活動が環境に及ぼす影響をしっかり把握し、責任を持つことを公約しました。公約遂行のために同社がまず着手したのが、自社活動から排出される温室効果ガス量の把握と、投資先である莫大な数のポートフォリオ会社が排出する温室効果ガス量の把握でした。当時同社は、コミットメントを実行し実現するためには、SaaS型炭素会計ソフトのリーディングカンパニーの力を借りる必要があることを理解していました。彼らが炭素会計プラットフォームに求めた条件としては、1. 迅速な導入が可能、2. 金融分野における深い専門知識を有している、3. 炭素会計の専門家を擁している、ということでしたが、全ての要望を満たす炭素会計プラットフォームとしてパーセフォニを選択するのに時間はかかりませんでした。
業界トップクラスの気候ソフトウェアの活用がマスト
同社はパーセフォニ導入以前、温室効果ガス排出量の算出にコンサルタントを雇って対応していましたが、その作業プロセスは大変煩雑で時間のかかるものだったと振り返ります。異なるデータソースからデータ収集し一か所にまとめるのに膨大な時間がかかる、また、排出量の算出に必要な事業活動のデータソースを割り出すことができない、などといった課題を抱えていました。
そのような背景から、炭素会計プロセスの大幅な効率化と、排出量削減アクションに繋げることができる現状把握ツールの導入が検討されはじめました。同社の経営陣とパーセフォニとの最初の商談の際、彼らは、一つのシステムの中にGHGプロトコルとPCAFの算出コードが同時に実装されていることに大変感銘を受けたと教えてくれました。そのようなソフトウェアをこれまで見たことがなかったからです(GHGプロトコルとPCAFは炭素会計のグローバルスタンダードです)。その後同社はパーセフォニを導入することで、自社事業から排出される温室効果ガスだけでなく、投融資先の排出量も含めた、算出、監査、開示のプロセスを劇的に効率化することに成功しました。投融資先排出量の算出は専門性が高く、作業も複雑になりがちですが、
同社は、
パーセフォニの強みであるPCAFの専門性と、ポートフォリオ全体を容易に網羅できるプラットフォームの特徴的機能を最大限活用することで、包括的な温室効果ガス排出量の把握を実現されました。現在同社は、出張や従業員の通勤、電力などのエネルギー消費、そして、様々なアセット取引から発生する投融資関連の排出量を算出するフローを確立されています。算出した排出量データは社内外で必要になるESG関連資料や規制当局への開示報告などに利用されています。また、パーセフォニのプラットホームは透明性があり(前述の)国際基準の算出メソッドをコード化して実装しているため、第三者監査機関による排出量データの認証にも自信をもって対応することができています。
パーセフォニの導入が生み出した具体的な成果
パーセフォニの気候管理・炭素会計プラットフォームの導入の前後を比較してみると、
同社は、1. 監査コスト約30%削減
、2. 高額な炭素会計コンサルティング料を100%削減、3. 従業員リソースの有効活用、という3つの
主な成果を得られています。そして、浮いたコストと人的リソースは、より効果の高い事業活動に還元されています。
パーセフォニと気候テック
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